横浜・「アッティモ」破産手続き、コロナで打撃

横浜・みなとみらい21地区

 帝国データバンク横浜支店によると、横浜・みなとみらい21(MM21)地区のイタリア料理店「リストランテ アッティモ」を経営していた「アッティモ」(横浜市西区)が13日、破産手続き開始決定を受けた。負債額は、約2億3100万円という。

 同社は1990年9月の設立。同店のほか、フランス料理店2店舗も運営していた。いずれもMM21地区にあり、展示会やイベント、ブライダル需要を取り込むなどし、2014年2月期の売上高は約3億円を計上した。

 しかし、近隣店舗との競合激化や業績不振が続いたことから、17年にはフランス料理店の事業を同業他社に譲渡した。その後も経営環境は厳しく、20年春以降の新型コロナ感染拡大に伴う外出自粛やパーティー需要の減退などにより来店客が減少。「リストランテ アッティモ」の事業も昨年末までに他社に譲渡した。

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