「素晴らしい指揮官」「素晴らしいとは言えない」チェルシー・トゥヘル監督就任の裏で大物が〝対立〟

トーマス・トゥヘル新監督

イングランド・プレミアリーグのチェルシーは26日、トーマス・トゥヘル新監督(47)の就任を発表し、再スタートした裏側で英国のビッグネームが〝対立〟した。

元イングランド代表の名選手、DFゲーリー・ネビル氏(45)はトゥヘル新監督について「素晴らしい監督だ」とし、チェルシーがさらに躍進すれば、イングランドが「世界最高峰リーグであることを証明できる」などとコメント。フランス1部パリ・サンジェルマンを昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)のファイナリストに導いた手腕に期待した。

この発言に不満を訴えるのは名将ハリー・レドナップ氏(73)だ。英紙「デーリースター」によると、同氏が「スカイスポーツ」に語った話として「ゲーリー・ネビルが先にリーグに〝素晴らしい指揮官がやってくる〟と言っているのを聞いた。彼は素晴らしい監督だと言えますか? フランスのPSGでタイトルを獲得しても、素晴らしいマネージャーとは言えません。それは何を証明していますか?」とかみついた。

ちなみにレドナップ氏はチェルシーの監督を解任されたフランク・ランパード氏(42)の叔父。親族の代わりに来た監督を高く評価することに抵抗があったようで、新指揮官をたたえるGネビル氏の見解に反発した。同氏は「彼がどれだけ優れているかは、時が経てば分かるでしょう」と付け加えたが、イングランドのレジェンドたちが注目するチェルシーは再起できるのだろうか。

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