西武の元投手・相内誠のデビュー戦相手は格闘大国からの〝強打の刺客〟

対戦相手のパネルを手にポーズをとる相内誠(C)RISE

昨年12月に格闘家転向を表明し、立ち技打撃格闘技「RISE」は「RISE ELDORADO 2021」(2月28日、横浜アリーナ)でデビューするプロ野球西武の元投手・相内誠(26)の対戦相手が、モンゴル人ファイターのDelgermuru拳信王(デルゲルムルン・ケンシンハン=31)に決まった。

拳信王はサウスポーで強打が自慢の好戦的なファイター。戦績は3勝5敗で、1年半ぶりの試合となり「甘い世界じゃないから、格闘技を教えてやろうと思います」とすでに相内に洗礼を浴びせる気満々だ。

拳信王の母国モンゴルと言えば、大相撲では元横綱朝青龍、横綱白鵬、横綱鶴竜らを生み、レスリングや柔道、ボクシングで五輪メダリストを輩出してきた。そんな〝格闘大国〟から刺客が放たれた格好だ。

スーパーライト級戦(3分3R)で迎え撃つ相内は「相手が誰でも関係ないかなと思います。僕が思ってる面白い試合というのはしっかり打ち合って、逃げというのを一切出さずに、最終的にはKO勝利というのが理想です」と堂々のKO宣言。さらに「自分はリーチが武器だと思うので、そのリーチを生かした練習をしています」とすで格闘家としての風格を漂わせながら語った。

プロ野球時代には無免許運転や未成年飲酒などで処分を受けて何かと世間を騒がせた男が、プロのリングで旋風を巻き起こせるか注目だ。

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