【新型コロナ】厚木市立病院がコロナ病床増床 2月から個室プラス2床 神奈川

厚木市立病院

 新型コロナウイルスに感染した中等症患者を受け入れている神奈川県の厚木市立病院(同市水引)は2月1日から、コロナ対応の成人用病床数を2床増やす。これで同院の対応病床数は計24床(成人用20床、小児用4床)となる。27日に同市が発表した。

 同院によると、感染拡大で呼吸管理が必要な患者が増えており、個室での対応を迫られている。その結果、個室が恒常的に稼働する状態になっている。2月から増床する2床は個室で、同院の個室は計8床になる。

 厳しい医療供給体制を踏まえ、小林常良市長は21日、厚木医師会長や近隣2町村長との連名で黒岩祐治知事に、コロナ患者の専門病院を新設するなど、患者受け入れ体制の抜本的強化や、医療従事者への支援充実などを求めていた。小林市長は「病床の逼迫ひっぱくした現状を踏まえ拡大を決断した。地域医療を守るため最善を尽くしたい」とコメントした。

© 株式会社神奈川新聞社