チェルシーのアブラモビッチオーナー 監督交代〝乱発〟の裏で支払われた巨額の「違約金」

ロマン・アブラモビッチ氏(ロイター)

英紙「デーリースター」は、トーマス・トゥヘル監督(47)が就任したイングランド・プレミアリーグのチェルシーに関連し「2003年以降、ロマン・アブラモビッチがチェルシーの監督を解任するために費やした驚異的な金額」との見出しを付けて報道した。

同紙によると、チェルシーのオーナー、アブラモビッチ氏(54)はすぐに監督交代を決断することで知られ、クラブを買収した2003年以降、トゥヘル監督が12人目の指揮官。それまでに多くの監督が解任されているが、そのたびに莫大な違約金を支払っているという。

18年に解任されたアントニオ・コンテ氏は2660万ポンド(約37億8000万円)、2度の監督を務め07、15年に解雇されたジョゼ・モウリーニョ氏は計3140万ポンド(約44億6000万円)、09年のルイスフェリペ・スコラーリ氏は1260万ポンド(約17億9000万円)。12年のアンドレ・ビラスボアス氏は1200万ポンド(約17億円)など、他に更迭された指揮官も含め多額の違約金が発生した。

契約満了だったラファエル・ベニテス氏とフース・ヒディンク氏には支払われていないという。ちなみに前監督のフランク・ランパード氏は200万ポンド(約2億8000万円)とし、監督交代の違約金だけで計1億1250万ポンド(約159億8000万円)もの資金を使ったという。

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