長崎県雲仙市千々石町の橘神社に飾られた大門松(高さ約14メートル)の竹が27日、本殿前広場のベンチ3脚に生まれ変わった。手作りした同神社大門松造り実行委員長の馬場勝さん(75)=諫早市=は「梅の花の見ごろがきたら座ってゆったりと眺めてほしい」と話している。
ベンチは1年前に大門松に使った竹を乾燥させて再利用した。長さ約2メートル、胴回り約50センチの竹2本を並べて、緑色に塗装した。
広場には梅の木25本が並び、2月上旬から見ごろを迎えそう。幹が折れて添え木で養生している1本から数輪、早咲きしている。
馬場さんは「新型コロナ流行で気分が沈みがちだが、力強く咲く花を見ていると元気をもらえる。咲き誇るのが待ち遠しい」と顔をほころばせる。同神社は正月三が日を避けた分散参拝を呼び掛けており、昨年末から飾っている大門松は2月14日早朝に解体する。
大門松の竹で花見のベンチ 橘神社、梅が早咲き
- Published
- 2021/01/27 23:41 (JST)
- Updated
- 2021/01/28 23:55 (JST)
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