コロナ禍により、利用者が増加しているオンラインショッピング。インターネットで商品の購入を決める際に商品レビューは購入者に影響を与えているが、ノルトライン＝ヴェストファーレン州の消費者センターの専門家によると、レビューは必ずしも信用できるは限らないという。
昨今ではレビューの専門業者が存在し、謝礼を得る、またはその商品を無料でもらなどしてレビューを書くことが多い。ドイツの消費者団体である商品テスト財団（Stiftung Warentest）の調査によると、ドイツのオンラインショッピングサイトなどでも、商品レビューの3分の2はそういった経緯で書かれ、各商品にポジティブな評価がされているという。
とはいえ、実際の顧客の意見と偽のレビューは混ざり合っているため、どれが本物かを認識することは難しい。同消費者センターの専門家によると、例えば五つ星の評価しかない場合や、多くのポジティブなレビューが次々と投稿されていたり、悪いレビューの後に良いレビューが何件か続いたりする場合は、情報が操作されている確率が高いという。
