【体操】セントラル加入の谷川&北村 2021年の漢字はともに「新」

セントラルスポーツの谷川翔(左)と北村郁弥

体操の名門・セントラルスポーツ株式会社は28日、男子体操競技部に新加入した18、19年全日本王者の谷川翔(21=順大)、20年全日本種目別・鉄棒2位の北村郁弥(22=同)のオンライン会見を開いた。

谷川は「今年行われる東京五輪で、セントラルの代表として金メダル獲得を目指して頑張りたい。新型コロナウイルスの影響でこの先どうなるか分からないですが、どのような状況になっても最後まで体操と向き合い、一生懸命やってきたい」と抱負を語った。

一方、北村は「演技の前より今の方が緊張している」と苦笑。「セントラルの社員として、今まで以上に体操を頑張りたい。また、日本だけではなく世界的に厳しい状況が続いていますが、アスリートとして五輪が開催されてほしいという思いがある。どんな状況でも私たちアスリートは体操を全力でやっていきたいと思っています」と力強く話した。

また、新シーズンへの意気込みを漢字1文字で表現することになった2人は、奇遇にも同じ「新」の字を書いた。谷川は「新社会人になるということと、東京五輪が延期になり新たな気持ちで頑張ろうという思いを込めた」、北村は「今までは学生として生活してきましたが、これからは新社会人として体操で活躍できるように」と理由を話した。漢字がかぶったことに、北村は「打ち合わせはしていません。以心伝心です」と笑顔で答えた。

新加入の2人はともに東京五輪団体入りを目指し、春の選考会に向かう。

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