作家の百田尚樹氏(64)が28日、自身のツイッターで小説家を引退すると伝えた。
「小説家になって15年、昨年は10年連続100万部を達成しました」と切り出した百田氏は「来月65歳の前期高齢者になるにあたって小説家を引退します!思い残すことはありません」と宣言。
続けて「余生はどれぐらい残っているかわかりませんが、これからは趣味に生きます!」と断言し「皆さん、長らくご愛顧、ありがとうございました」と感謝した。
フォロワーからは「撤回してください!」と引退を惜しむ声が相次いでいるが、発言が物議を醸すことが少なくないだけに「これからはツイッター作家で」や「小説以外を書けばいい」という書き込みもあった。
百田氏は作家の他にYouTubeの配信やネット番組に出演している。こうした活動をどうするのか言及していないが「小説家を引退したら、趣味で『小説の書き方』の本でも書くかな。作家志望者がわしのノウハウさえ学んだら、一気に上手くなるはず。実はプロでも全然わかってないのがほとんどや」などと、新たな著作活動の可能性をほのめかした。
イスラム研究で知られる上智大学アジア文化研究所客員所員の飯山陽氏からは「先生、プロフィールに『2019に63歳で小説家引退を表明しました。これからは読書とクラシック音楽鑑賞とツイッター三昧の生活です』と書かれているように見えるのですが、幻でしょうか?それとも63歳→64歳→65歳のように、毎年更新されるのでしょうか?」という冷静なツッコミもあった。
百田氏は「永遠の0」「海賊とよばれた男」などベストセラーになった著作がある。1月8日には「米国大統領選でトランプ氏が負けたら小説家を引退する」と投稿していた。