【MLB】「イチローでさえも感情を…」シーズン安打記録更新がマ軍本拠地の“最高の瞬間2位”に

現在はマリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:Getty Images】

大リーグ公式サイトがマリナーズ本拠地「最高の瞬間トップ5」を選出した

大リーグ公式サイトはマリナーズ本拠地T-モバイル・パークの「最高の瞬間トップ5」を選出。イチロー氏が歴代シーズン最多安打記録を更新する258安打を放った2004年10月1日のレンジャーズ戦が2位に選ばれた。

試合前まで256安打を放っていたイチローは第1打席の左前打で記録に並ぶと、第2打席で中前打を放った。84年間破られることのなかったジョージ・シスラーの歴代シーズン最多安打記録を更新した。記事では「何週間もの間、プレッシャーがどんどん高まってきていた。しかし、イチローはこの夜、3回に2本目のヒットを打ち、ジョージ・シスラーの1シーズン最多安打記録をついに破った。感情を表に出さないイチローでさえも、花火が打ち上げられ、一塁のライン上でチームメートにハグされた時、感情を隠すことは出来なかった」と当時の様子を伝えた。

さらに、不滅の記録となる可能性も綴った。「マリナーズのファンはイチローがアウェイではなく、ホームで観衆の前で、この偉業を成し遂げたことで安堵した。イチローはシーズンを262安打で終えたが、この記録が破られることはもうないかもしれない」。あの感動から16年以上が経ったが、地元メディアには今も思い出深い試合となっているようだ。

1位は「マリナーズ史上、最も忘れられない年になった」として、年間116勝のMLBタイ記録を樹立した2001年10月6日のレンジャーズ戦。3位は通算169勝右腕フェリックス・ヘルナンデスが完全試合を達成した2012年8月15日のレイズ戦が選ばれている。(Full-Count編集部)

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