ソフトバンク「野手全権」小久保ヘッドのノルマを工藤監督が解説

小久保ヘッド(左)の役割を明かした工藤監督(球団提供)

ソフトバンクは28日、ペイペイドームで監督・コーチ会議を開き、宮崎春季キャンプのメンバー振り分けを決めた。主力が多く名を連ねるA組には昨年に続き期待の大砲候補・リチャードが入り、増田珠内野手(21)が4年目で初めて抜擢された。

球春到来の2月1日、チームに新風が吹き込まれる。すでに工藤公康監督(57)から野手部門の全権を委任されている新任の小久保裕紀ヘッドコーチ(49)が本格始動。工藤監督は小久保ヘッドから野手陣に課される「ノルマ」の存在を明かした上で、こう期待を寄せた。「小久保ヘッドに任せてます。(A組の)野手は1日1000スイングをノルマにやっていきたいという話は聞いている。ホークスというチームは当然レギュラーの選手たちが頑張っているというところもあるが、選手を育成していくというところも掲げてやっている。そういう意味ではレギュラーの人たちというよりは、若い人たちにしっかりと振り込んで上を目指してもらうというところも大いにあると思う」と、参謀役の狙いを歓迎した。

「小久保ヘッドが加わって、また違う野球の捉え方、練習の仕方、いろんなことを若い人たちは学んでレベルアップしていってくれると思う」とも語った工藤監督。レジェンドの入閣で、どんな化学反応が生まれるか――。

© 株式会社東京スポーツ新聞社