学校給食会職員 着服で諭旨免職 大村市、給食費など800万円

 長崎県大村市は28日、市立小中学校の給食費の口座などから800万円余りを着服した市学校給食会の50代女性職員について、同会が22日付で諭旨免職にしたと明らかにした。
 市によると、職員は2018年度から20年度にわたり、同会運営費や給食費の口座から計812万3070円を着服。11年6月から1人で経理を担当していた。17年度以前については調査の結果、着服はなかったという。
 職員が全額返済する意向を示していることから、刑事告訴について市は返済状況などをみながら判断する。28日の定例会見で園田裕史市長は「再発防止に向け、チェック機能の強化といった対応に取り組む」と述べた。


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