「味も香りもいい」 日本酒の仕込み最盛期 3月下旬まで 佐世保の酒造

もろみをかき混ぜる杜氏の長野さん=佐世保市、梅ケ枝酒造

 長崎県佐世保市城間町の梅ケ枝酒造で、日本酒の仕込みが最盛期を迎えている。3月下旬まで続く。
 蒸した米や酵母、こうじを混ぜ、酒のもとになる「酒母」を作る。酒母に蒸し米、こうじ、水を3回に分けて加え「もろみ」が完成。約20日間かけて発酵させた後、搾り、ろ過、殺菌などをして瓶詰めする。
 26日は、蒸し米にこうじ菌を振り掛けて「こうじ」を作ったり、タンクに入ったもろみの温度を均一にするために棒でかき混ぜたりする作業が行われていた。杜氏(とうじ)の長野剛士さん(45)は「味も香りもいい酒に仕上がっている」と話した。
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、毎年恒例の「新春蔵開き」は中止。代わりに新酒販売会を2月13、14、20、21日の4日間開催する。


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