ナショナルズがベテラン捕手・アビラと1年契約で合意

日本時間1月29日、ナショナルズがツインズからフリーエージェントとなっていたベテラン捕手、アレックス・アビラと1年契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。ナショナルズはカート・スズキが退団(エンゼルスと契約)しており、正捕手のヤン・ゴームスと併用する控え捕手の確保が急務となっていた。なお、今季がメジャー13年目となるアビラは、これまでに所属したチームでナショナルズの先発4本柱のうち3人とバッテリーを組んだことがある。

現在34歳のアビラは、タイガース時代の2011年に打率.295、19本塁打、82打点、OPS.895の好成績を残してオールスター・ゲームに選出されたほか、シルバースラッガー賞を受賞。100試合以上に出場したのは2017年が最後で、直近3年間は他の捕手と併用されるシーズンが続いており、昨季はツインズで23試合に出場して打率.184、1本塁打、2打点、OPS.641に終わった。

ナショナルズはマックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、パトリック・コービン、ジョン・レスターという強力な先発4本柱を擁しているが、アビラはタイガース時代にシャーザー、カブス時代にレスター、ダイヤモンドバックス時代にコービンとチームメイトで、バッテリーを組んだ経験がある。彼らと再びバッテリーを組む際には、過去の経験が生かされることになるだろう。

今季のナショナルズは、34歳のゴームスが正捕手として100試合前後でマスクを被る予定のため、アビラの出場は60試合前後になる見込み。右打ちのゴームスと左打ちのアビラでプラトーンを形成し、アビラは主に相手の先発投手が右腕のときにスタメン出場することになりそうだ。

今オフ、ナショナルズはジョシュ・ベル、レスター、ライアン・ジマーマン(再契約)、ブラッド・ハンドらを獲得しており、アビラとの契約が正式に成立すると40人ロースター内の選手は39人となる。

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