2月5日から「ミュシャ展」 壱岐・一支国博物館

「夢想 シャンプノア」1897年/OGATAコレクション

 19世紀末のヨーロッパで流行した芸術様式「アール・ヌーヴォー」の代表的画家として知られるアルフォンス・ミュシャの作品を展示する特別企画展「絢爛華麗 日本人が愛したミュシャ展」が2月5日から、壱岐市芦辺町の市立一支国博物館で開幕する。同館主催、長崎新聞社共催。約200点の作品が会場を彩る。
 ミュシャは、広告、ポストカード、ブックデザイン、ステンドグラスなど幅広く手掛け、活躍した。幻想的な女性画や曲線を多用した華美なデザインが特徴。明治時代の文芸誌などでも取り扱われた。現在に至るまでイラストなどの分野にも影響を与え、日本でも人気が高い。
 同展では「夢想 シャンプノア」「黄道十二宮 ラ・プリュム誌のカレンダー」「JOB」などの有名作品の他、装飾デザイン集やポストカードなどを展示する。
 3月28日まで。観覧料は一般400円、高校生以下200円、未就学児無料。会期中はミュシャグッズ販売コーナーを設置。完全予約制のギャラリートークも開く。問い合わせは同館(電0920.45.2731)。

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