菅首相「最終的には生活保護」発言で炎上 何と答えれば正解だった…

生活保護発言に批判が集中している菅首相

菅義偉首相(72)の「最終的には生活保護がある」という発言に対し、炎上が続いている。

発言があったのは27日の参院予算委員会だ。立憲民主党の石橋通宏議員から、新型コロナウイルス感染拡大の影響で生活に苦しむ人たちへの対策を求める質問があり、菅首相が生活保護に言及していた。

ネットでは「#もういらないだろ自民党」「#スガやめろ」が拡散している。

社労士の男性は「最終的に生活保護があるというのは、当たり前の話なんです。ただ国民が求めているのは、こういう答えではなかったはず。生活保護を受けないで済むための政策が必要だったのに、それがないから菅首相の答弁が投げやりに見えてしまいました」と印象を語った。

このまま政府の無策が続くなら、“GoTo生活保護”に一直線となってしまう。それでは菅首相は、何と答えるべきだったのか?

「生活保護の前にできることを、政府として検討なり努力すると言えたら良かったと思います。例えば失業保険の期間延長や増額、ほかにも年金保険料の減額や免除、医療費の一部免除、消費税などの減税とかいくらでも考えつきます。実際にできるかどうかはともかく、検討や努力はできる。その姿勢がないから批判されるのです」(前出の社労士)

政府が何もしないで、生活保護を紹介するのはおかしい。

「安易に生活保護と言う前にやれることを考えてほしい。生活保護に一度世話になると、戻れない人もいる」(同)

あくまで最後の最後にある手段なわけだ。

永田町関係者は「安倍晋三前首相だったら、さすがに生活保護とは言わなかったんじゃないか。菅首相は口下手すぎる」と嘆息。菅首相はこの国会を無事に乗り切ることができるのか?

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