結婚を決める前に必ずチェックしておきたい「お互いの価値観」5選

日本国内の離婚理由で最も多いのは、価値観や性格の不一致です。では、結婚生活を続けられなくなるほどの価値観や性格の不一致とは、一体どのようなことなのでしょうか。

今回は、結婚を決める前に必ずチェックしておきたいお互いの価値観を5つ紹介します。「そろそろ彼との結婚を考えたい」もしくは「次に付き合う人と結婚したい」と思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

結婚を決める前にチェックしておきたい価値観とは

では早速、結婚を決める前にチェックしておいた方がよい価値観を5つ紹介します。

【その1】お金に関する価値観

最初に紹介するのは、お金に関する価値観です。

お金に関する価値観とは、

  • お金の使い方や使い道
  • お金に関する情報の共有

などを指します。

どちらか一方だけがお金のかかる趣味を持っていたり、結婚式に関するお金のかけ方で意見が食い違ったりすると、思わぬケンカに発展するかもしれません。

また、結婚を前提に交際をするなら、預貯金があるかどうかといったプラスの部分だけでなく、カードローンやクレジットカードといったマイナス(負債)の部分に関する価値観もしっかり確認しておく必要があります。

そして忘れがちなのが、お金にまつわる情報を夫婦で共有すべきかどうかといった価値観です。この価値観が異なると後でトラブルになる可能性もありますので、結婚を決める前にチェックしておいた方がよいでしょう。

【その2】清潔感・衛生面に関する価値観

続いて紹介するのは、清潔感や衛生面に関する価値観です。

例えば、

  • 掃除の頻度
  • 手洗い・うがい、入浴、歯磨きの頻度
  • 部屋着や外出着に関するこだわり

などは、結婚して初めて気付く可能性があります。

お互いの価値観に違いがあり過ぎると、「外出着のままベッドに寝転ぶなんてあり得ない!」と思ったり「タオルを使い回すなんて不潔すぎる!」と思ったりして、百年の恋も一気に冷めてしまうかもしれません。

こういったことを「たいしたことではない」と思うのは、気にしない側だけです。もし衛生面で気を付けていることがあるなら、ぜひ結婚を決める前にチェックしておくことをオススメします。

【その3】家族に関する価値観

家族に関する価値観も、結婚を決める前に必ずチェックしてほしい価値観のひとつです。

具体的には、

  • もし転勤になったら単身赴任 or ついて行く
  • 家族における夫婦それぞれの役割
  • 妻は仕事を続けるのか
  • 子どもについて
  • 子どもが生まれた後の夫婦生活について
  • 休日の過ごし方
  • 共働き家庭の家事分担について

などですね。

これらについては、結婚前にお互いの考え方を確認しておく必要があると考えられます。

話し合ってみると意外と価値観にズレがあるかもしれませんので、ぜひ話題に出してみましょう。

【その4】倫理に関する価値観

倫理に関する価値観も、結婚を決める前にぜひチェックしてほしい価値観です。

倫理とは、人として守るべき道や道徳心のことです。モラルやマナー、常識といった概念とも似ています。

倫理については、「これは許せない」と思う事柄がお互いに似ているかどうかをチェックしてみましょう。

例えば、

  • ケンカ、暴力
  • お酒、ギャンブル
  • 男女の友情、不倫

などに関する倫理観は、異なる夫婦よりも似ている夫婦の方が仲良く暮らせると考えられます。

また、

  • 有言実行をするタイプか
  • 約束を守るか
  • 隠しごとをしないか

といったことについても、結婚を考えるなら一度はチェックした方がよいでしょう。

【その5】将来に関する価値観

最後に紹介するのは、将来に関する価値観です。

自分が将来、どんな風になっていたいかを考えたことはありますか? 数年先のことは話題に出ることがあっても、将来のことは意外と口にしないものです。

例えば、

  • 将来の夢
  • 親との同居について
  • 今の仕事をずっと続けていくつもりか

といったことについては、一度ぜひ話題に出してみてください。

もしかしたら、あなたに言っていないだけで「いつか○○に移住したい」と思っていたり「○歳までに家を買いたい」と思っていたりするかもしれません。

お互い、後になって「こうしてくれると思っていたのに!」と思わないためにも、将来のことについては一度しっかり話しておきましょう。

大切なのは、お互いに歩み寄れるかどうか

今回は、結婚を決める前に必ずチェックしておきたいお互いの価値観を5つ紹介しました。

価値観が合う相手は存在しても、価値観が全て同じ相手は存在しません。大切なのは、お互いがどれだけ歩み寄る気持ちを持てるかです。どちらの価値観が正しくてどちらの価値観が間違っているということもありませんので、自分だけの考えを押し付けないように注意しましょう。

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