チアゴシウバ今夏ブラジル復帰か 古巣フルミネンセで「南米王者になるのが夢」

チアゴシウバ(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのチェルシーに所属する元ブラジル代表キャプテンのDFチアゴシウバ(36)が今オフにブラジル1部フルミネンセ入りを希望した。

2009年にフルミネンセからイタリア1部ACミランへ移籍。12年からはフランス1部パリ・サンジェルマンで活躍し、昨年夏に加入したチェルシーでも定位置をつかむなど、世界屈指のセンターバックとして知られる。英紙「デーリーメール」によると、今季で契約満了となるチアゴシウバは、古巣のフルミネンセに戻り、リベルタドーレスカップ(南米クラブ王者)を獲得することが「夢である」と語ったという。

チェルシーとは1年の契約延長オプションがあり、来季もプレーすることは可能。その上でブラジル復帰については家族にも相談しているという。

「私はすでに妻と数回話しました。〝ヨーロッパで長いキャリアを持ち、あなたの子供はヨーロッパで育っています〟と。この決定は難しいですが、私は本当に愛情を込めて考えています」と同紙に語った。

また、キャリアも晩年を迎えている中、40歳までプレーすることを熱望。ACミラン時代に半年間だけ同僚だった元イタリア代表DFパウロ・マルディーニが参考になるという。マルディーニが40歳までプレーしたこともあり「私はパウロと多くのことを話しました。そして、彼は私が40歳までプレーするための見本です」。

欧州ではビッグクラブを渡り歩き、ブラジル代表のキャプテンとしてスター選手たちをまとめ上げたチアゴシウバ。チェルシーでは、パリSG時代の指揮官トーマス・トゥヘル氏(47)と〝タッグ〟を組むことになったが、今オフに契約満了となる中、どんな道を歩むのだろうか。

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