部員不足になった母校を立て直そうと…センバツ決めた具志川商 導入した民間企業のノウハウ

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センバツ出場決定の連絡を受け、川根茂森校長(左)と抱き合って喜ぶ喜舎場正太監督

 具志川商業高校野球部OBの喜舎場正太監督(33)はセンバツ出場決定を知らせる電話の後、川根茂森校長と抱き合った。「人生で一番うれしい着信音だった」と感慨深げだった。

 5年前に部員不足となった部を立て直そうと2017年、外部コーチに就任。沖縄県うるま市を中心に中3の選手に声を掛け、「具商から歴史を変えよう」と進学を呼び掛けた。そのメンバーが2年生になり、甲子園切符をつかんだ。「初もの尽くしで、すごいですね」と成長ぶりに目を細めた。

 19年夏、建設会社に勤めながら監督に就任。主将や副主将、内外野の責任者を「役員」と呼び、管理者に責任と結果を求める民間企業のノウハウを導入した。

 選手自身が打開策を考える精神的な強さで、多くのピンチを乗り越えてきた。「みんなのために、自分に何ができるかを考えられるようになった。地元の選手だけで甲子園でも戦えることを証明したい」と聖地での戦いを見据えた。