東京〜京阪神間のJRバス、新東名経由に JRバス関東 東名三ヶ日支店を愛知・新城市に移転へ

ジェイアールバス関東(JRバス関東)と愛知県新城市は、高速バスのバス停設置などを含む包括連携協定を締結することを発表した。JRバス関東は同市内に乗務員乗り継ぎ基地を移転を計画していることもわかった。

JRバス関東は、西日本JRバスと共同運行で、東京〜京阪神間などの高速バスを運行している。現在は主に東名高速道路を経由し、東名高速道路三ヶ日インターチェンジ(IC)付近のJRバス関東東名三ヶ日支店(静岡県浜松市)で乗務員の乗り継ぎを行っている。

同社は、同系統を新東名高速道路経由で運行することを計画する。新東名高速道路経由の場合、災害に強く、走行の安全性や快適性が高いことが期待できる。この変更の一環で、新東名高速道路新城IC付近に乗務員乗り継ぎ基地(管理事務所・仮眠休憩所)を移転することを計画した。

新城市は、協定締結により、移転する乗務員乗り継ぎ基地周辺に、JRバス関東が運行している高速バスのバス停設置により、首都圏や関西圏への移動手段確保や、奥三河地方の観光振興や地方創生を目論む。

また、首都圏や高速バス車内での新城市観光PRや、貨客混載輸送、高速バスと市内観光施設と連携した旅行商品の造成やワーケーションの推進などを狙う。地域内の雇用創出や、災害時の協力についても想定している。

協定締結日は、2020年度内を予定している。JRバス関東の新東名高速道路への経路変更や乗務員乗り継ぎ基地移転の時期は明らかになっていない。

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