浦添市長選あす告示 那覇軍港移設の是非、コロナ対策などが争点

 【浦添】2月7日投開票の浦添市長選は31日に告示される。3期目を目指す現職の松本哲治氏(53)=無所属、自民、公明推薦=と、新人で浦添市議の伊礼悠記氏(38)=無所属=の2人が既に立候補を表明し、一騎打ちとなる見通しだ。那覇軍港移設の是非や西海岸開発の手法、新型コロナウイルス対策などが主な争点になる。

 市長選と同日に告示、投開票となる浦添市議選には、定数27に対し32人が立候補の動きを見せている。

 松本陣営は21日、伊礼陣営は29日に総決起大会を実施した。

 争点の那覇軍港移設について、松本氏は現行計画を受け入れる立場。27日の公開討論会で、軍港移設反対の公約を撤回したことについて「玉城デニー知事、城間幹子那覇市長も浦添市に移設を求めた。決裂を避け、市益の最大化を図るための苦渋の決断だった」と述べ、理解を求めた。

 伊礼氏は「3者協議、移設協議会で市民の民意が軍港建設を許さないという立場を伝える。基地は経済発展の最大の阻害要因だ」と反対の立場を強調した。

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