久保を待つ〝試練の4連戦〟 レアル含む強豪との試合が試金石に

久保建英

スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)を待ち受ける〝試練の4連戦〟に注目が集まっている。

スペインメディア「GSFN」が久保の現状を特集。ホセ・ボルダラス監督(56)が獲得を熱望した経緯は久保の「スピードと創造性」にあり、新天地でのデビュー戦となった11日のエルチェ戦で「彼のダイナミズムと積極性が2、3点目のゴールにつながり、勝利に貢献した」などと、これまでの活躍ぶりを振り返った。

そのうえで「ボルダラス監督は今後の課題にどのように適応するかを見ている。アラベス戦の後、セビリア、レアル・マドリード、レアル・ソシエダード、ベティスとのトリッキーな試合があり、新しいシステムの良い指標になる」と指摘。2月6日の4位セビリア戦、そして中2日で迎える同9日には保有元である名門との大一番が控えている。さらには同14日の6位Rソシエダード戦、同21日の8位ベティス戦と強豪との試合が集中しており、久保にとって試金石になるというわけだ。

それでも、同紙は久保の活躍に期待。「久保と(MFカルレス・)アレニャには注目する価値がある。若々しい熱意は、ヘタフェを上位に押し上げるために必要なものになる」。下克上の活躍を見せれば、来季以降の名門復帰へ向けて大きなアピールとなりそうだ。

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