素晴らしい木造駅舎が続きます【木造駅舎巡礼10】山陰本線11

※2020年8月撮影

トップ画像は、JR西日本山陰本線長三見駅。流石、山陰本線と言いたくなる様な素晴らしい木造駅舎が続きます。

その前に山陰本線車窓から見える海景。長門三隅駅を出発して国道191号線に戻り明石第二トンネルを抜けたところ、明石パーキングエリアにレンタカーを停めて海際の山陰本線を撮っています。右手前に浮かぶのは鯖島、奥は相島。左の岬はイカヅチ尾ヶ崎、その向こうに見えているのは大島。海岸の岩がスフィンクスに見えます。この絶景が山陰本線車窓から見えます。

※2020年8月撮影

レンタカーは県道64号線で三見駅に向かいます。右奥にも島があります。平なので羽島かな。

※2020年8月撮影

ここからは三見駅です。猛暑日なのでレンタカーは木陰に駐めます。レンタカーはハッチバック車、左のクルマではありません。しかし、何とも風情を感じる駅舎です。

※2020年8月撮影

駅出入口。赤い丸ポストが横を向いています。壁面下部にある装飾板、同じ物が長門粟野駅にもありました。長門粟野駅も元はこのスタイルだったのではないかしら。

※2020年8月撮影

出入口アップ。右の柱に赤い建物財産標が見えます。

※2020年8月撮影

建物財産標。大正14年4月30日となっています。三見駅の開業した1925年4月の建造です。

※2020年8月撮影

駅舎に入りました。お客さんが待っています。時刻は12時20分。時刻表では、次の下り長門市方面が13時11分です。この列車を待っているのでしょう。上り益田方面は15時11分までありません。3時間近くをこの暑い待合室で過ごすのは、かなり辛い。右上に大きなグリーンの板。

※2020年8月撮影

駅出入口。外は猛暑日の太陽が照りつけています。

※2020年8月撮影

窓口は閉まっています。外の赤ポストがこちら向きです。右の小荷物取扱窓口は板で塞がれ時刻表が貼られています。下部壁面がオリジナルの様で風情を感じます。ところで上の緑の大きな板は何でしょう?駅の出入口にも縦に付いていました。

※2020年8月撮影

待合室、奥の作り付け横長木製ベンチが良いですね。

※2020年8月撮影

改札口の外にも同様の作り付け横長木製ベンチがあります。

※2020年8月撮影

駅舎は下りホーム側にあります。線路の奥は長門市駅、下関駅方面です。

※2020年8月撮影

相対式上りホームには構内跨線橋で渡ります。しかし跨線橋の黄色が青空をバックに強烈です。

※2020年8月撮影

では跨線橋を渡って上りホームに行きます。

(写真・文章/住田至朗)

「【木造駅舎巡礼10】山陰本線」一覧

© 株式会社エキスプレス