【WWE】中邑ら出場の男子30人RR戦前哨戦 複雑な人間関係絡み合い混沌

鋭い蹴りを放つ中邑 (C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【フロリダ州セントピーターズバーグ29日(日本時間30日)発】WWEのスマックダウン大会で、今年最初のPPV大会「ロイヤルランブル(RR)」(31日=日本時間1日)での男子30人RR戦の前哨戦が行われ、混沌を極めた。

まずはこの日のオープニングでAJスタイルズと(43)ダニエル・ブライアン(39)が登場し、RR戦を巡って舌戦を展開し対戦が決定。その後、第2試合終了後のバックステージでは〝黒いロックスター〟中邑真輔(40)がかつてのパートナーのサミ・ゼイン(36)からインターコンチネンタル(IC)王座を取り戻すための共闘を懇願されたが「感謝しているが、地獄に落ちろ」と拒否する一幕もあった。

複雑な人間関係が絡み合う中、ブライアンとAJの試合がスタートしたが、ゼインがIC王者ビックEを侮辱するプラカードを持って登場。これに怒ったビックE(34)が乱入したことで乱闘となって試合は反則裁定に。するとそこに中邑が登場してゼインに延髄切り、AJにスピンキックと畳みかけて収拾つかず、中邑、ブライアン、ビックE組vsAJ、ゼイン、セザーロの6人タッグ戦に移行した。

しかし、今度はザ・ミズ、ジョン・モリソンやオーティスが乱入して中邑組の反則勝ち。こうなるともうしっちゃかめっちゃかで、なぜか4VS5の9人タッグ戦が始まったかと思えば途中でシェイマスまでやってきてブローグキックでゼインを沈め、何が何だかわからぬままに3カウントを奪った。その後も乱闘が続く中、〝巨獣〟ブラウン・ストローマンが突如現れてゼインとセザーロにランニングパワースラムを叩き込むなど最後まで混乱が続き、波乱の30人RRを予感させた。

いったい、何が何だったのか…。中邑、ブライアン、AJらが出場する男子30人RR戦が行われるPPV「ロイヤルランブル」は日本時間2月1日にWWEネットワークで配信される。

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