長崎市民早朝野球 開幕5月に延期

 長崎市民早朝野球協会などは30日までに、今年で63回目となる同市民早朝野球大会(同協会、市、NBC長崎放送、長崎新聞社主催)の開幕を例年の4月から5月に延期すると決めた。新型コロナウイルスの感染状況や安全面を考慮して、連休明けの開幕を目指していく方針。
 同大会は市総合運動公園かきどまり野球場で、A、B、C、マスターズ、シニアの5クラスを実施している。球審と各塁審に正式な審判員を配置する「長崎方式」は有名で、市民の“生涯野球”の場として親しまれてきた。昨年はコロナ禍で大会史上初めてとなる中断もあったが、感染防止対策を施しながら全日程を消化した。
 今年は開幕延期に伴い例年2月の申し込みなどの日程も変更。4月初旬に長崎新聞社やスポーツ店で実施要項を配布し、これまで別日に設定していた申し込みと抽選を4月18日に一緒に実施する予定。
 同協会の丸山隆幸理事長は「これまで中止することなく続いてきた大会を止めるのは忍びない。ワクチン接種をはじめ、状況が好転していくことを願い、参加者に『やってもらって良かった』と言われる大会を模索したい」と話している。
 詳細や問い合わせは丸山理事長(電090.4985.4855)。

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