【新日本】オスプレイが小島とのノーDQ戦を制す! ユナイテッド・エンパイアがテンコジを完封

小島(右)をテーブルに叩きつけるオスプレイ

新日本プロレス30日愛知県体育館大会で、「ユナイテッド・エンパイア(UE)」のウィル・オスプレイ(27)が小島聡(50)との「ノーDQマッチ」を制した。

ユニット抗争が激化した両者の一騎打ちは、反則裁定なしの完全決着ルールが採用された。ギターやスチールバケツを持ち込んで入場したオスプレイはラフファイトで試合の主導権を握ったが、小島に凶器を奪われるとまさかのギターショットを浴びて反撃を許す。さらにトップロープに登った状態で小島のラリア―トを浴び、場外へと転落。自身が設置していたラダー上に叩きつけれてしまい、大ダメージを負った。

オスカッターにもカウンターの後頭部ラリア―トを合わされるなど劣勢が続いたオスプレイだったが、イス越しのヒドゥン・ブレイド(バックエルボー)で形勢逆転。さらに正調のヒドゥン・ブレイドで小島の後頭部を打ち抜くと、最後はストームブレイカーで乱戦に終止符を打ってみせた。

天山広吉(49)を破ったグレート―O―カーンに続く勝利で、「テンコジ」との抗争は完全にUEに軍配。加えて改めてオールマイティぶりを見せつけたオスプレイは「これでもまだ俺を単なるハイフライヤーだと呼べるのか? 小島にしてはよくやったし、頑張りは認めてやる。だが最後に明らかになったのは、小島は俺の実力にははるか遠く及ばないということだ」と勝ち誇った。

1月4、5日東京ドーム大会ではメンバー3人が全敗という屈辱を味わったUEだが、この日の2連勝で逆襲ののろし。「俺はこれまでベストを尽くしてきたのに、会社にはさんざんいいように利用された。誰を信用すればいいのか分からない。でも、どうあれ俺は歩みを止めない。俺たちUEはまだ始まったばかりだ。新日本を乗っ取るまで突き進んでいく」と高らかに宣言した。

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