ノルディックスキーのHTB杯ジャンプ大会(札幌市大倉山ジャンプ競技場)は30日、悪天候のため競技開始が大幅に遅れたものの、渡部陸太(25=東京美装)が1回目に138・5メートル、2回目に122メートルを飛んで214・7点で優勝した。「国内優勝を目標に掲げていたのでいいジャンプを2本そろえて優勝でき、うれしい」とし「自信にして、海外でも勝てる選手になりたい」とコメントした。
伊藤将充(22=土屋ホーム)が2位、栃本翔平(31=雪印メグミルク)が3位。この日が長女の誕生日だった48歳の〝レジェンド〟葛西紀明(土屋ホーム)は海外遠征のあと、2週間の自主隔離を経て参戦したが、7位だった。
今大会は例年、W杯下部大会のコンチネンタル杯を兼ねていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内大会として開催された。