松本、伊礼氏一騎打ちへ 浦添市長選きょう告示

 【浦添】任期満了に伴う浦添市長選が31日告示される。投開票日は2月7日。現職で3期目を目指す松本哲治氏(53)=無所属、自民、公明推薦=と、新人で浦添市議の伊礼悠記氏(38)が立候補を表明しており、一騎打ちとなる見通しだ。  米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設受け入れの是非や西海岸開発の手法、教育や子育て支援などを争点に、本格的な選挙戦に突入する。

 市長選と同日選となる浦添市議選も31日に告示される。定数27に対し、32人が立候補する見通しとなっている。

 新型コロナウイルス感染拡大を受けた県の緊急事態宣言下で告示を迎える市長選は、行政の危機管理対応やコロナ禍の社会経済支援策も焦点となる。

 松本氏は、緊急事態宣言終了後のプレミアム付き商品券発行などの経済政策を掲げ、「市民の命と健康を守る」と強調し、支持拡大を目指す。

 伊礼氏は、時短営業に応じた飲食店に12万円の協力金、18歳以下1人につき1万円の支給を掲げ、「市民の命と暮らしを守る」と訴え、浸透を図る。

 31日は、松本氏が午前8時半から市伊祖の選挙対策本部前、伊礼氏が同9時半から市西洲の西海岸でそれぞれ第一声を予定する。

 浦添市の選挙人名簿登録者数は30日現在、9万964人(男性4万3552人、女性4万7412人)となっている。

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