Wソックスが左腕・ロドンと再契約へ 先発5番手候補の1人

「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールによると、ホワイトソックスは自軍からノンテンダーFAとなっていた左腕カルロス・ロドンと1年300万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。2014年ドラフト全体3位指名でホワイトソックスに入団し、トップ・プロスペクトとして期待されたロドンだが、相次ぐ故障により近年は低迷。昨季はメジャー昇格後初めてシーズン0勝に終わっており、メジャー7年目の今季は復活を目指す。

現在28歳のロドンは昨季4試合(うち2先発)に登板して0勝2敗、防御率8.22という自己最悪の成績に終わった。7月28日のインディアンス戦、8月3日のブリュワーズ戦と2度先発したものの、いずれも4イニングを投げ切ることができず、2度目の先発登板で左肩を痛めて戦線離脱。9月下旬に復帰したあとはリリーフで起用されたが、9月24日のインディアンス戦では3点リードの7回裏二死満塁の場面で登板し、セザー・ヘルナンデスに2点タイムリー、ホゼ・ラミレスに逆転2点タイムリー二塁打を浴びて逆転を許してしまった。

ロドンのベストシーズンはメジャー2年目の2016年。この年は28試合に先発して自身唯一の規定投球回到達となる165イニングを投げ、9勝10敗、防御率4.04、168奪三振をマークした。また、2019年には初めて開幕投手を務めたが、同年5月にトミー・ジョン手術を受けるなど、プロ入り時の大きな期待に応える活躍を見せることができていない。

今季のホワイトソックスは先発5枠のうち、ルーカス・ジオリト、ダラス・カイケル、ランス・リン、ディラン・シースで4番手までは確定。ロドンはレイナルド・ロペスや有望株マイケル・コペックと5番手の座を争うことが予想される。また、速球とスライダーを武器に三振を取れる左腕ということもあり、有望株ギャレット・クローシェをマイナーで育成する場合は、ブルペンの一員として起用される可能性もありそうだ。

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