おいしいカレーを児童へ 浦添の「ビストロてぃーだ」が浦城っ子センターに提供

 【浦添】浦添市立浦城っ子児童センター、若草児童センター(指定管理者・オフィスハート)で23日、「Bistro T-IDA(ビストロてぃーだ)」のカレーライス50食分が振る舞われた。

 浦添市伊祖の浦城っ子児童センターでは、2020年8月から毎週土曜日、子どもたちへの食の支援がスタート。12月から伊祖の飲食店「ビストロてぃーだ」の協力で、子どもたちにおいしい料理が届けられている。

 ビストロてぃーだ代表の伊田陽一さんは「以前から子ども食堂への思いがあった。今後は必要としている児童館や子ども食堂にできる限り配食の協力をしていきたい」と思いを語った。ビストロてぃーだでは子ども食堂への募金箱設置や売り上げの一部を子ども食堂の資金に充てている。

 浦城っ子児童センターの土屋よしこ館長は「学校が休みの日に朝食、昼食を食べていない子たちがいる。子どもたちのためにも何かしたいと思い、食の支援を始めた。ビストロてぃーださんの協力もあり、レストランでいただくようなおいしい料理を子どもたちに提供していただき感謝の気持ちでいっぱいだ」と述べ、これからも地域住民の協力の下、継続した支援を続けていきたいと語った。

 浦城っ子児童センターに参加したお手伝い係(子どもスタッフ)の小学生は「毎回の食事が楽しみで、みんなで食べられてうれしい。いつも作ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。

(岸本新通信員)

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