原監督が岡本を宮崎キャンプの主将に任命!「そういう時期だと思います」

必勝祈願をする原辰徳監督(代表撮影)

〝ニューリーダー〟への第一歩だ。巨人・原辰徳監督(62)が31日、春季宮崎キャンプの主将に、岡本和真内野手(24)を指名した。

一軍本隊はこの日、宮崎入りした後に宮崎神宮を参拝。今キャンプでは坂本や菅野らの主力勢、ベテラン組と外国人選手たちは自主調整が認められる「S班」として東京ドームからスタートするため、宮崎は若手中心のメンバー構成となっている。

参拝を終えた原監督は「本人も自覚していると思います。個人的には通達はしました。岡本和真ですね」と語り、任命した理由を「若き選手たちのなかでリーダーを取れる。誰しもが『そうだろう』というところだと思う」と説明した。

昨季の主砲は本塁打と打点の2冠王に輝き、3年連続で30発超え。不動の4番として進化を続けていることは誰もが認めるところだ。ただ、今後は個人のことだけでなく、周囲への目配りや気配りも加えていくことで、中心選手としてさらなる成長できる可能性も秘めている。だからこそ、現主将の坂本からも次期キャプテン候補に挙げられている。指揮官も「そういう時期だと思います」とキッパリだ。

コロナ禍により、異例の無観客での球春到来となる。だが、リーグ3連覇と9年ぶりの日本一へ、最善を尽くす覚悟は変わらない。

「我々は勝つということが一番重要な目的ですから。そのミッションに向かっていきます。まずはセントラルリーグ(で優勝する)というものが非常に重要なこと。野球界を発展させるという部分においても、しっかりやっていきたいと思います」(原監督)

大目標達成に向けた礎を築くキャンプがいよいよ始まる。

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