感染→即入院で「上級国民批判」招いた石原伸晃氏が退院

退院した石原伸晃氏

新型コロナウイルスに感染が判明し、即日入院していた自民党の石原伸晃元幹事長(63)が退院し、自宅療養していると自身のSNSで明かした。

石原氏は31日、ツイッターを更新。「皆様には、大変ご迷惑とご心配をおかけしました。PCR検査の結果が陽性となり、心臓に既往症があるため、医師の指示により入院し、治療に努めて参りましたが、お陰様で一時は悪化していた症状も安定しました」と、無症状だったにもかかわらず即日入院したのは従来の説明通り、不整脈の持病が理由だったとした。

続けて、「病床のひっ迫にも鑑み、お医者様とも相談の上、完治には至っておりませんが、本日より自宅療養に切り替えることとしました。このような時期、感染を防ぐのがいかに難しいかを改めて感じました」と22日の入院から10日目で退院となったが、完治はしていないという。

最後に「自分自身が感染した経験を、少しでもコロナ感染防止対策の強化にいかしていくことが、今後の私の務めと感じています。保健所の方々、医療従事者の方々のご尽力に心より感謝と敬意を表します。一日も早く職務に復帰できるようまずは療養に努めます。どうか皆様も、お身体に気をつけてお過ごし下さい」と結んだ。

石原氏を巡っては、陽性判明後、即入院したことで「上級国民」「自民党の議員は特別待遇」との批判を浴びた。その後はいつでもすぐにPCR検査を受け、陽性の場合は入院できるよう「#伸晃モデルを推進しよう」との呼びかけが、ネット上で行われる事態となっていた。

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