【陸上】川内の〝神対応〟に賞賛の嵐 一山麻緒の優勝を導く名ペースメーカーぶり

称賛を集めた川内優輝

大阪国際女子マラソン(31日、長居公園周回コース)でペースメーカーを務めた川内優輝(33=あいおいニッセイ同和損保)に称賛が集まっている。

レース中は、野口みずき氏(42)が持つ日本記録(2時間19分12秒)のペースで東京五輪代表の一山麻緒(23=ワコール)を引っ張った。一山がペースダウンすると、声を掛けて鼓舞。一山がゴールする際には、テレビに映り込まず、時間をおいてひっそりとフィニッシュするなど、最後まで〝神対応〟を見せた。

川内の紳士的な振る舞いに、ネット上では「見事なペースメーカーでした」「ペースメーカーっぷりと一山選手への声掛けすごいなあ」「ペースメーカーとしての走りにも川内さんの頼もしさがにじみ出ている」などと絶賛の声が相次いだ。

レース後には「一山選手が最後まで粘ってくれて、最後はペースを戻してくるような走りをしてくれた。ペースメーカーとして日本記録にはならなかったが、良かったなと思う。みんなが頑張っているのを見ると、私もまだまだ頑張らないといけないと思う。苦しくなった時に粘るという心の強さが必要だなと。貴重な経験をさせてもらいました」とコメントした。

また、今大会は男女混合レースとして扱われるため、川内の記録は公認されるといい、通算108回目のフルマラソン完走となった。

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