「新しい魅力発見して」 全国の若手作家出品 「小さな長崎」展

天壌さんが長崎南山手美術館を描いた作品

 全国の10~40代の若手作家が「長崎」をテーマに表現したイラストなどを展示するグループ展「小さな長崎~ミニ原画を中心に~」が2日から1カ月間、長崎市南山手町の長崎南山手美術館喫茶スペースで開かれる。企画・運営する同市のイラストレーター、天壌(てんじょう)さんは「長崎について理解を深め、また新しい長崎の魅力を発見できる展覧会になれば」と話している。
 天壌さんは、長崎のイラストを全国に発信しようと作品展を企画。SNS(会員制交流サイト)で参加を呼び掛けたところ、県内外の作家ら約30人から応募があった。北海道から参加する人や今回が展覧会初出品の人、高校生などさまざま。作品は、縦横5センチの正方形を中心に手のひらサイズの水彩や油彩、アクリルなどの絵画のほか、アクセサリーなども並ぶ。会期を2~15日の前期、17~28日の後期に分け、それぞれ100点以上を展示。作品は購入もできる。
 また、新型コロナウイルス感染防止のため、会期中はインターネットにウェブ会場を設け、ネットでも展示作品の鑑賞、購入ができる。公開時間は午後6時~午前10時に限定する。
 天壌さんは「長崎をテーマにしたイラストは全国ではあまり描かれていない。作家たちがどのような表現をするのか楽しみ。長崎を全国に見せるチャンスだと思う」と話した。
 ウェブ会場など詳しい情報は同展ホームページ(https://tenjoumam.wixsite.com/nagasakii-llust)。

© 株式会社長崎新聞社