〝TBS鬼門の朝8時枠〟「グッとラック!」後継番組が開始前に大ピンチ!

頭が痛いTBS

2019年9月に始まったTBS系朝の情報番組「グッとラック!」が3月末をもって終了することが先週、MCの立川志らく(57)の口から正式に発表された。後継番組は麒麟・川島明(41)がメーンの「SUNNYです!」(仮)だが、開始前から大ピンチに陥っている

平日午前8時からの枠は、TBSにとって鬼門となっている。看板番組だった「はなまるマーケット」が終わった14年春以降、「いっぷく!」「ビビット」(ともにTOKIO・国分太一がMC)、「グッとラック!」と朝のワイドショー戦争の中で苦しい戦いを強いられている。

「グッとラック!」もリニューアルでテコ入れしたがあえなく失敗に終わり、またまた新番組が立ち上がることになった。

「川島がメーンMCは確定。ゴリゴリのワイドショーではなく、生活情報番組となる。日テレの『ヒルナンデス!』と自局の『王様のブランチ』のハイブリッドのイメージだったのですが…」とTBS関係者。

しかし早くもそのコンセプトに狂いが生じている。「ヒルナンデス!」のようにロケを多用して若い主婦をターゲットにしようとしていたところ「新型コロナによる緊急事態宣言でロケができなくなり、企画が全く固まらない」(前同)。

「王様のブランチ」的なニオイも打ち出していく予定だったのだが、こちらも暗礁に乗り上げてしまった。07年から10年間司会を務め〝ブランチの顔〟だった谷原章介が、フジ朝の新番組「めざまし8」のMCに決まったのだ。SUNNY(仮)とはガチンコ対決となる午前8時枠だ。

「このままではTBSの新番組は、ヒルナンデス要素も王様のブランチ要素も全くない。この時期にして完全な白紙に戻った」(テレビ局関係者)

さらに川島のタッグパートナーとしてオファーを出していたSHELLYには本紙既報通り、断られてしまった模様。あまりにも不安すぎる船出となりそうだ。

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