阪神が最多の6人、日本一ホークスは0人 キャンプを1軍で迎えるルーキーは?

楽天のドラフト1位・早川隆久【写真提供:楽天野球団】

12球団で計33人のルーキーが1軍キャンプスタートに

来たる2月1日、プロ野球12球団が一斉にキャンプインを迎える。新型コロナウイルスの感染拡大で当面の間は無観客で開催されることになる今年のキャンプ。果たして、どんな1か月になるのだろうか。

そのキャンプでファンの注目が集めるポイントの1つが、各球団のルーキーたち。大きな期待を背負ってプロの世界に入ってきた新星たちの力はどれほどなのだろうか。

今年は12球団で32人のルーキーが1軍ないし主力の集うA組(A班)に組み込まれている。ここではその顔ぶれを見ていこう。

【パ・リーグ】
○ソフトバンク
なし

○ロッテ(3人)
鈴木昭汰投手
小川龍成内野手
河村説人投手

○西武(2人)
若林楽人外野手
タイシンガーブランドン大河内野手

○楽天(4人)
早川隆久投手
高田孝一投手
藤井聖投手
内間拓馬投手

○日本ハム(4人)
伊藤大海投手
古川裕大捕手
五十幡亮太外野手
今川優馬外野手

○オリックス(0人)
なし

パ・リーグでは王者ソフトバンクと、2年連続の最下位から巻き返しを図りたいオリックスが、A組スタートのルーキーが0人となった。ソフトバンクもオリックスもドラフトでは将来性を重視した高校生中心の指名だったこともあり、ルーキーのA組抜擢はなかった。

一方で楽天と日本ハムは4人ずつ。田中将大投手の復帰に沸く楽天はドラ1の早川をはじめ、2位の高田、3位の藤井、4位の内間と4人の投手が揃って1軍に。日本ハムも1位の伊藤をはじめ、捕手の古川、俊足が持ち味の五十幡、パンチ力がウリの今川と4人が1軍でキャンプインを迎える。

ロッテはドラ1鈴木ら3人が1軍メンバーに入り、西武は4位の若林、6位のタイシンガーブランドン大河と2人の野手が1軍に。ただ、ドラ1の渡部、ドラ2の佐々木は故障を抱えていることもあり、1軍から外れた。

阪神のドラフト1位・佐藤輝明【写真:宮脇広久】

セ・リーグ覇者の巨人はドラ1平内、ドラ4伊藤優の投手2名が1軍スタート

【セ・リーグ】
○巨人(2人)
平内龍太投手
伊藤優輔投手

○阪神(6人)
佐藤輝明外野手
伊藤将司投手
佐藤蓮投手
石井大智投手
栄枝裕貴捕手
中野拓夢内野手

○中日(1人)
三好大倫外野手

○DeNA(3人)
入江大生投手
池谷蒼大投手
牧秀悟内野手

○広島(4人)
栗林良吏投手
森浦大輔投手
大道温貴投手
矢野雅哉内野手

○ヤクルト(4人)
木澤尚文投手
山野太一投手
元山飛優内野手
並木秀尊外野手

セ・リーグは6球団全てでルーキーが1軍及びA組(A班)に抜擢されている。最多は阪神の5人。昨秋ドラフトの目玉だった佐藤輝に加え、2位の伊藤将、3位の佐藤蓮、4位の栄枝、そして6位の中野と投手2人、野手3人が1軍の宜野座キャンプでスタートを切る。

広島とヤクルトが阪神に次ぐ4人。広島はドラ1栗林をはじめ、2位の森浦、3位の大道、そして6位の矢野と投手3人野手1人が1軍に。ヤクルトも1位の木澤、2位の山野が1軍に組み込まれ、大卒の元山、並木という野手2人も1軍メンバーに名を連ねた。

DeNAは1位の入江、2位の牧、そして5位の池谷が宜野湾でキャンプイン。3年連続のリーグ優勝、そして日本一奪還を目指す巨人は1位の平内と4位の伊藤と2人の投手が1軍スタートとなる。高橋宏斗ら高校生中心の指名となった中日は6位の三好1人だけとなった。(Full-Count編集部)

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