富士山、温泉、城と見よう!関東近郊のお花見スポット7選【2021年版】

関東で桜を見よう!

日本人にとっても、ワクワクするの季節。気軽に行けるお花見スポットは都内にもいくつかありますが、東京からちょっと足をのばすだけで、温泉地の桜、古都の桜……などなど、今まで知らなかった桜の絶景スポットに巡り合うことができます。

今回は、東京とはひと味違った桜風景が楽しめる、関東近郊のスポットを7つ紹介しましょう。

関東の桜の開花日、満開日

関東近郊の都市での、例年の桜の開花日、満開日は以下の通りです。

目次:

1.城とともに見る桜「小田原城」(神奈川県)
2.日本庭園が桜を引き立てる「三溪園」(横浜)
3.古都を感じる「鶴岡八幡宮」(鎌倉)
4.富士山とともに!「河口湖」(山梨県)
5.温泉からも楽しめる「河津桜」(伊豆)
6.桜のトンネルが美しい「常陸風土記の丘」(茨城)
7.桜と菜の花が共演「熊谷桜堤」(埼玉)

1.城とともに見る桜「小田原城」(神奈川県)

東京から新幹線で約35分と、アクセスしやすい場所にある小田原城は、東京からもっとも近い城のひとつです。

春には天守閣を背景として約320本のソメイヨシノが美しく咲きます。夜にはぼんぼり「ぼんぼり」…あかりを紙や布でおおった、日本の伝統的な灯具が点灯され、幻想的な景色が楽しめます。夜は寒いので防寒対策をお忘れなく。

周辺にも城山公園などの桜スポットがありますので、お花見目的でも十分に楽しむことができます。毎年春には小田原桜まつりが開かれます。桜の季節に先がけて2月〜3月初旬には小田原梅まつりも開催されています。

2021年の梅・桜まつりの開催情報については、梅まつりの公式HP小田原桜まつり公式HPをご覧ください。

2.日本庭園が桜を引き立てる「三溪園」(横浜)

三溪園さんけいえんは、神奈川県横浜にある、17万5千平方メートルの広大な敷地の日本庭園です。2016年で開園110周年を迎えた長い歴史をもち、かつては芸術家の育成と支援の場でもありました。近代日本画を代表する多くの作品が、三溪園の中で生まれたそうです。

春になると園内では約300本の桜が咲き誇ります。京都や鎌倉から移築された価値の高い歴史的建造物が点在し、桜と調和した風景が楽しめる点も特徴です。東京からほど近い横浜に居ながら、京都のような日本的な景色が味わえます。

また、園内にある「三溪園茶寮さりょう」では、甘味が充実しています。春には「さくらアイス」がオススメ。細かく刻んだ桜の葉が入っており、春の日本の和菓子「桜餅」のような味わいです。

3.古都を感じる「鶴岡八幡宮」(鎌倉)

東京から約1時間、豊かな自然に囲まれた古都・鎌倉。この地の有名な神社といえば、鶴岡八幡宮つるがおかはちまんぐうです。広大な敷地に咲く桜。ピンク色と境内の景色のコントラストはうっとりしてしまうほど美しいです。

加えて、周囲にそびえ立つ山々が本殿や桜の背景になっている場所は、自然がいっぱいの鎌倉ならではの景色。参拝がてら広い敷地をのんびり散策して、ゆっくりと桜を楽しんでみてはいかがでしょう。

鎌倉駅から徒歩10分とアクセスがよいのもうれしいポイント。周辺にはおみやげ屋や飲食店も豊富なので、思う存分、桜を堪能してください。

4.富士山とともに!「河口湖」(山梨県)

湖畔から富士山を望むことのできる山梨県河口湖。東京から約2時間の近さでありながら、四季ごとの富士山や周辺の景色を楽しむことのできる、日本有数の絶景スポットです。

春になれば桜と富士山を一度に楽しめます。標高が高く、東京より若干遅い4月中旬に開花するので、東京で桜を見逃してしまった人にもオススメです。

なかでも「長崎公園ながさきこうえん」は、富士山を正面に見られる湖畔の公園。まるで一枚のキャンバスに描かれた絵画のように、富士山と桜の見事な景色が楽しめます。周辺には見事な桜並木もあります。澄んだ空気とともに眺める絶景は一度見たら忘れられなくなりそうです。

5.温泉からも楽しめる「河津桜かわずざくら」(伊豆)

日本では言わずと知れた温泉地、静岡県の「伊豆」。東京から約2時間〜2時間半ほどで行けるショートトリップの定番です。

中でも「河津駅」は桜の名所として人気のスポット。毎年2月上旬から3月上旬頃に開催される「河津桜祭り」では、無料の足湯も3カ所オープンします。もちろん温泉施設も豊富で、場所によっては湯に浸かりながら桜を眺めることができるのです。

「河津桜祭り」の期間中は夜桜のライトアップも見逃せません。特に川沿いの桜のライトアップは、圧巻の美しさ。昼と夜ではまったく違った景色を眺めているようです。見比べてみるのも楽しいでしょう。

花見の季節は意外とまだ肌寒いもの。温泉で温まりながら桜を眺める……そんな至福の時間が過ごせるとっておきのスポットです。

2021年の河津桜まつりは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、中止となりました。詳しくは公式HPをご覧ください。

6.桜のトンネルが美しい「常陸風土記の丘」ひたちふどきのおか(茨城)

東京の北東に位置する茨城県、その有名な桜スポットが「常陸風土記(ひたちふどき)の丘」。4月上旬のソメイヨシノ、中旬のしだれ桜、下旬のボタンザクラと、3種類の桜が一月の間に次々と咲き誇ります。中でも美しいしだれ桜のトンネルは必見。

風土記の丘は日本一大きい獅子頭(※1)ししがしらがあることでも知られています。また、園内には古代の日本人の家を再現した家屋があり、昔の日本人の暮らしに触れることもできます。

7.桜と菜の花が共演「熊谷桜堤くまがや・さくらつつみ」(埼玉)

埼玉県にある「熊谷桜堤」では、荒川の土手沿いに、約2キロメートルにわたって500本の桜が植えられています。江戸時代から桜の名所として知られ、「さくら名所100選」にも選ばれています。菜の花と桜が美しいコントラストを作り出します。

4月上旬には「熊谷さくら祭」が開かれ、屋台などで食事を楽しむこともできます。

2021年のさくら祭桜まつりの開催情報については、熊谷桜まつりの公式HPをご覧ください。

まとめ

歴史的建物と調和した桜風景、温泉地の桜や富士山と桜……。どれも魅力的なお花見スポットです。

都会の中と自然の中、昼と夜、周囲の景色によってまるで違う顔を見せてくれるのも桜の魅力のひとつですね。都会で気軽に楽しむのもいいでですが、観光がてら自然に囲まれた桜の風景を堪能しに、ちょっと足をのばしてみるのはいかがでしょうか。

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