キンコン西野亮廣〝円満退社〟に疑惑の目 マネジャーへのガン詰めLINEをネットにアップ

吉本興業を退社した西野亮廣

お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(40)が、1月30日付で吉本興業とのマネジメント契約を終了。今後は、自身の名前をつけた株式会社NISHINOを拠点とし、絵本作家などの活動を続けるという。報道陣の取材に西野は〝円満退社〟と強調しているが、業界内では「とてもそうは思えない」との見方が強いという。

西野は31日、自身が原作者で製作総指揮・脚本を務める公開中のアニメ映画「えんとつ町のプペル」の観賞のため、大阪市内を訪れた。この場で報道陣の取材に応じ、「僕の仕事がスパンの長いものが増えてきた。吉本興業のマネジャーって1年おきとかに代わるんですが、代わると情報共有だとか熱量の違いが出てきていて、『難しいよね』って話は4年くらい前から話していた。今までの〝退所〟のイメージがあまり良くないんで、ファンの方が余計な心配してしまうかも」と〝円満退社〟を強調した。

西野の構想に「吉本が付いてこれなくなったのか?」と聞かれると「そもそも吉本はお笑い芸人を取り扱う会社ですし、それに対して僕が付いてこいというのは乱暴。僕の活動が変わってきたということ。会社に責任があることは全くない」と否定した。

だが西野が言う〝円満退社〟については疑う声が多い。31日放送の情報番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)では、「ダウンタウン」の松本人志が「円満が急にこんなにバタバタやめるわけないからね!」と指摘している。

そうしたなか西野は31日、ボイスメディア「Voicy」の「西野亮廣エンタメ研究所」の配信を更新。その中で「マネジャーとのLINEをSNSに出しちゃったこと」を率直に反省したうえで、退社したのは、マネジャーに怒ったことが原因ではなく「自分の活動内容と、吉本のマネージメントの仕組みが、マッチしなくなってきた」ことにあると強調した。

「あくまで、今回の発表は『西野亮廣個人のマネージメントは西野の会社で行います』というだけの話です」

西野本人は改めて円満退社と主張しているが、ネット上では「対応ナメてる、ガン詰めした等ツイートしておいて?」「社員とのSNSを勝手に外部にさらして円満なのか」「信者しか信じないのでは」などと懐疑的な書き込みが噴出している。

お笑い関係者は「仕事内容のミスマッチは今に始まったことではない。問題なのは、なぜここで唐突に退社になったかです。西野は他の所属芸人と比べ、個人の仕事の裁量が格段に認められている。そこに疑問を持つ社員や芸人は少なくありません。吉本上層部が激怒しているという一部報道がありましたが、西野には特別待遇の恩恵まで与えているのに、社員のSNSまでさらされれば、吉本側が怒るのも無理はない」と話す。

そもそも西野と吉本の関係は、以前からそれほど良好とは言えなかったという。

「周知のとおり、西野はSNSを巧みに使ってサロンを作ったりするなど、自分一人でやっていきたいタイプ。吉本がバラエティー番組の仕事を取ってきても、西野は『ひな壇はもう出たくない』などと拒否する。指示に従わない西野について、吉本は当然、『扱いづらい』と感じるようになるからね」(同)

こういう関係でありながら〝円満退社〟と強調するのはさすがにムリがあるというのだが、果たして真相は?

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