メッシの巨額契約流出でバルサ前会長がリークを否定「法廷に持ち込まれるだろう」

メッシ(ロイター)

スペイン1部バルセロナの前会長ジョゼップ・バルトメウ氏はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の契約内容をリークしたことを否定した。

スペイン紙「エルムンド」が、バルセロナとメッシの契約書のコピーを入手し、6月までの4年間で最大5億5523万7619ユーロ(約705億円)もの報酬を受け取ることを報道。年俸に換算すると約176億3000万円になり、前代未聞の巨額契約として国内外で物議をかもしている。

その一方で、メッシの契約条項を「誰がリークしたのか」が話題となっている中、同国紙「マルカ」は、前会長のバルトメウ氏が「TV3」で声明を発表し、情報漏えいを否定したと報じた。

「私が情報を漏らしたというのは虚偽です。これはとても深刻な問題であり、契約を漏らすことは完全に違法です。テレビで話したり非難したりするのは簡単ですが、冗談では済まされない。これは法廷に持ち込まれるだろう」とした上で「メッシはスポーツと商業面の両方でクラブを支えるのに値する。(新型コロナウイルスの)パンデミックがなければ、バルサは支払うことができた」とコメントしたという。

すでにメッシは、担当弁護士に自身の契約内容を知るクラブ幹部らを告訴する方針と伝えられているが、まだまだ波紋は広がりそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社