ギリシャ1部PAOKに加入した元日本代表MF香川真司(31)に、チーム内でも期待が高まっている。
31日のパネトリコス戦でのデビューは見送られた香川だが、パブロ・ガルシア監督(43)が試合後に今後の見通しを語った。
ギリシャ紙「メトロスポーツ」によると、指揮官は「香川にはまだ実戦のリズムがないことは分かっているので、我々はデータに基づいて計画を立てている」と実戦から長期間離れているため慎重にコンディションを上げていく方針を示したうえで「彼はここでサッカーへの欲求を取り戻すことを望んでいる。これが香川に欲しいものだ。我々の皆が知っている彼のクオリティーをもたらしてほしいと思っている」と戦力として大きな期待を寄せた。
また、同僚で〝PAOKの至宝〟と称されるギリシャ代表FWクリストス・ツォリス(18)は「私はドイツのサッカーを見ていて、ドルトムントでの彼のプレーをよく覚えている」とユース時代にドイツでプレーした経験から香川の実力に印象が残っている様子。「彼は優秀なサッカー選手で、すでにトレーニングでもクオリティーを示している。これから大いにチームに貢献するだろう」と香川の実力を絶賛し、同じ攻撃的ポジションだけに〝共闘〟を楽しみにしていた。
早ければ3日のギリシャ杯AEラリッサ戦でのデビューが見込まれるが、香川の評価はうなぎ上りだ。