スペイン1部ヘタフェの運営する財団が、9日に行われるレアル・マドリード戦で日本代表MF久保建英(19)が着用したユニホームをオークションにかけることを発表した。
同財団では地域の民間団体や教育団体によるスポーツプロジェクトを支援する資金集めを目的にして、不定期で選手が試合で着用したユニホームのオークションを開催しており今回が3回目。
「次のオークションは2月9日に行われ、我々は世界最大のクラブの一つであるRマドリードと対戦する。ここでファンは入札を行い、プレーした選手すべてのシャツを購入するチャンスがある」と発表した。
さらに「今回の移籍市場で新たに契約した選手も含まれる。MFカルレス・アレニャ、DFソフィアン・チャクラ、そして日本のスター『タケ』こと久保建英だ」と今回のオークションで初登場する久保が最大の目玉とアピールした。
久保ファン必見のオークションは試合開始と同時にスタートし、試合終了後から4日後に終了。世界中どこからでも参加可能だ。また、同財団は選手の汗などが染みついた着用シャツの衛生面について「健康上のリスクはない。独自の処理技術により生地に損傷を与えることなく細菌やDNAの痕跡を取り除く。泥や草の染みなど試合に付随する〝アイテム〟は保存される」と説明し、新型コロナ禍で感染対策を施しながらファンが望む〝使用感〟は保たれる配慮も抜かりない。
過去2回のオークションではともにMFマルク・ククレリャ(22)が最高額で前回は266ユーロ(約3万3700円)を記録。久保の人気に加えて保有元であるRマドリード戦での着用ユニホームは超レアものだけに多くのファンによる競合が必至。落札額の新記録も期待できそうだ。