楽天・石井監督 ダイエット失敗でキャンプインも「映える」の声

太め残りでキャンプインも「映える」と好評の石井GM兼監督

若干の〝太め感〟は否めないが立場を考えればこれがベストか。今季からチームの指揮を執る楽天・石井一久GM兼監督(48)の5XLサイズのユニホーム姿がキャンプ初日から春季キャンプ地の沖縄・金武町で話題になっている。シルエットが何とも言えない風格を漂わせていたからだ。

キャンプスタートに際して指揮官がメーン球場に姿を現すと、集まった報道陣から「あれっ、監督またデカくなった?」との小声がチラホラ。その思いは選手たちも同じだったようで、西武在籍時から親交がある涌井も思わず「正直言うと…最初は(身長186センチ、体重100キロの)光山さん(英和=一軍バッテリー兼守備戦略コーチ)かと思った(笑)」。チーム髄一の巨漢コーチの名を出して新任監督をイジると、主砲・浅村も「ユニホーム姿? 違和感しかない」と思わず苦笑いを浮かべた。

公称185センチ、100キロの石井監督。オフにはダイエットを試みていたという。だが、キャンプ初日までには減量が間に合わなかったようで、本人も会見で「少し痩せたと思ったが(ダイエットは)志半ばで挫折してしまった」と反省の弁を述べたのだから気になるところだろう。

ただ、指揮官の〝重厚感〟は指揮を執る上でプラスに働くのでは、という声もある。石井監督は現役時代から明るい性格が特徴で、人当たりも抜群。これが周囲を惹きつけていた最大の魅力だったが、監督となれば周囲を圧倒する威厳や風格も必要となる。その意味では体つきが大きい方が指揮官として「映える」可能性があるわけだ実際、あるチーム関係者もこう話す。

「これまでの石井監督は明るいイメージが強すぎたので、GM職に就いてからも他球団の選手や関係者から軽く見られる感じがあった。でも、今ぐらいの体つきなら貫録もある。悪い話ばかりではないと思いますよ」

石井監督は自身の体について「チーム同様、あきらめない気持ちで(減量を)やっていきたい」と最後は報道陣を笑わせていたが…。先日、米大リーグから電撃加入した田中将大投手(32)だけでなく、楽天は指揮官の風貌からも目が離せない!?

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