「やっと分かったか!」内田篤人、吉田麻也に力説していた“SBが欲しいパス”とは

セリエAのサンプドリアでプレーしている吉田麻也。本職のセンターバックだけでなく、サイドバックで起用される試合もあった。

その吉田と高校時代から長くプレーした内田篤人は非常に親しい間柄にある(2人は同じ1988年生まれ)。

内田はDAZNで配信されている冠番組『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』で、サイドバック起用された吉田について語った。

内田篤人

「LINEで僕も連絡しましたけど、サイドバックやってるの?って言ったら、『別にやりたくてやってるんじゃない』っていう答えが返ってきたんで(笑)。

まぁ本人も理解はしてると思いますけど、サイドバックの気持ちも分かって欲しいなと思いますね、僕は。

何回も吉田にこういう回転(トップスピン)で俺にパスを出すなと、逆回転のボールで俺の足元に入れろって何回も言ってるけど、あいつはボテ、ボテンっていうボールを出して。

吉田がサイドバックをやった時に『うっちーが言っていた意味が分かった。トラップに気を使っていたら、サイドバックは(ボールを)かっさらわれるんだな』って。

やっと分かったか!って言ったのを覚えてますけど」

内田はボールを足元に収めやすいバックスピンでパスを出して欲しいと常に要求していたそう。吉田はサイドバックをやってみてその意味が理解できたという。

感情を交えつつ、仲良しならではのトークを展開した内田。サンプのクラウディオ・ラニエリ監督が右SBとしての吉田を評価しているという話を聞くと、こんな話もしていた。

内田篤人

「ほんと?(笑) 本当に評価してました?

内田監督だったら2度と吉田麻也を右では使わない。

冨安(健洋)くんはね、スピードあるし、前に行ける強引さがあるんでね。右SBでもおもしろいかなと思うんですけど。

吉田に関しては、俺が高校生の時に初めてアイツを見た時にジョギングかな!って思ったの。

お前、ジョギングじゃねぇか!って言ったら、『いや、これダッシュなんだよね』って。

足が遅くてもサッカー選手になれます。プレミアでイタリアでプレーできますんで、みなさん。頑張りましょうね」

高校時代に初めて見た時に吉田のスピードに驚いたそう。それでも、トップ選手になれるよとも述べていた。これも仲良しだからこそ言える言葉だろうか。

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内田と吉田がどれほど仲良しかもわかるので、気になる方はDAZNで本編をチェックして欲しい(映像公開は2月7日まで)。

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