新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのパラスポーツ団体が大会の中止を余儀なくされている。
日本知的障がい者卓球連盟は、パラFIDジャパン・チャンピオンリーグ大会(3月6、7日・神奈川県立スポーツセンター)を中止すると発表。
日本肢体不自由者卓球協会は、ジャパン・オープンパラ選手権(3月13、14日・グリーンアリーナ神戸)を中止すると明らかにした。さらに、日本ブラインドサッカー協会(JBFA)は「アクサ×KPMG 2020カップ」の準決勝ラウンドおよび決勝ラウンドを中止にした。
約半年後には東京パラリンピックを控えていることから、各団体も代表選考会を兼ねた大会の開催を検討している。しかし、新型コロナウイルス禍の感染リスクを考慮した結果、苦渋の決断を強いられる状況が増えている。ある団体の関係者は「私たちは(予選を)やる前提で動いている」と話したが、決して先行きが明るいとは言えない。
東京パラリンピックまでは約半年あまり。今は無事に選考会を行えることを祈るしかなさそうだ。