〝夜の銀座クラブトリオ〟大塚氏に「やっちゃったか!」の声 素顔は女好き大阪のおっちゃん

高級クラブが並ぶ夜の銀座

緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブなどで飲食してバッシングを浴び、自民党を離党した一人である大塚高司衆院議員(56)はどんな人物なのか。

大阪府出身。地元の追手門学院大を卒業後、議員秘書をへて2005年の衆議院議員総選挙で初当選した「小泉チルドレン」の一人として知られる。現在4期目。

18年の第4次安倍改造内閣では国土交通副大臣に就任。19年には党大阪府連会長に就任した。

地元大阪の活性化や女性の社会進出を信条としているが、スキャンダルは少なくない。

13年に大阪のクラブホステスを殴ったとして傷害容疑で大阪府警に書類送検された過去がある(14年に不起訴処分)。

国交副大臣で防災担当だった19年には、山形県沖を震源とする最大震度6強の地震が起きてもクラブで飲食し続け、党から厳重注意を食らっている。

「要は、クラブと女性が好きなんです。だから今回の騒ぎも『先生、やっちゃったか!』という感じ」と永田町関係者はあきれる。

「大阪弁で豪快にしゃべる、非常に気さくなおっちゃんです。会食の席でも初対面の女性にボディータッチしたり、『スタイルええね』と鼻の下を伸ばしたりします。よく言えばフランク、なんですがね」

大塚氏は党から離党勧告処分され、1日に離党した。

2日配信の読売新聞電子版は、府連幹部が同氏について「危機管理が甘すぎる。今回の事態は到底かばえない」と切り捨てたと伝えている。

ジャーナリストの青木理氏は2日のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で「離党で果たしていいのだろうか。我々国民は時間がたてば忘れるから、しばらくほとぼりが冷めるまで離れていろというぐらいにしか思えない」とチクリと指摘した。

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