【フロリダ州セントピーターズバーグ1日(日本時間2日)発】WWEのロウ大会が配信され、前夜の「ロイヤルランブル(RR)」でWWE女子タッグ王座を失ったロウ女子王者で〝女帝〟ことアスカ(39=華名)と、女王様ことシャーロット・フレアー(34)組が、またもや災難に見舞われた。
この日はマンディ・ローズ(30)、デイナ・ブルック(32)組、最弱女子のラナ(35)、ナオミ(33)組との次期挑戦者決定トリプルスレッド戦に臨んだ。RRでは父親で〝狂乱の貴公子〟ことリック・フレアー(71)と愛人のレイシー・エバンス(30)の介入によりナイア・ジャックス(36)、シェイナ・ベイズラー(40)組に王座を奪われたが、さすがに家庭崩壊が敗因とあって、アスカはめずらしく神妙な表情。「負けたのはショック。でも必ず王座は取り返そう!」と傷心の女王様を気遣って出陣した。
序盤は女王様がナオミを相手に躍動。アスカもマンディにヒップアタックを決めて、女王様をアシストする。アスカがマンディにダブルニー、すかさず女王様がナチュラルセレクション(回転カッター)の好連係を決めるが、同時にフレアーの壮大なテーマ曲が流れ、ステージには愛人を同伴した父親が登場。シャーロットはうんざりした表情でステージに走り、そのまま3人は姿を消した。
アスカは心配そうにその光景を見つめていたが、そのスキにナオミが背後からリアビュー(ヒップアタック)を決め、アスカはまさかの3カウントを奪われてしまった。この結果、ラナ、ナオミ組が次期挑戦者となった。
心の絆と連係は揺るぎないものの、娘の試合に介入を続ける父親と愛人を止めなければ、どうにもならない。フレアーとレイシーへの制裁が〝女帝女王様コンビ〟にとって急務となってきた。