日没前後に死亡増加 警察庁 交通事故分析

警察庁は全国交通安全運動を機に、年末に向けた交通事故分析を公表し安全を呼びかけた。1年を通じ10月から12月にかけて交通死亡事故が増加することから、その特徴を示し啓発を促す。
日没前後の薄暮時間帯での死亡事故発生が他の時間帯より高まる傾向がある。業務や通勤での運転中に起こす死亡事故は7〜9月に比べ増加する。
時間帯でみると、早朝の4〜6時台と夕方16〜18時台の歩行者および自転車の死亡事故増加が顕著となっている。日没後1時間の横断中歩行者の死亡事故件数が、7〜9月に比べて倍増するのもこの時期。そのうち約8割が横断歩道以外での横断時に事故に遭い、その約7割は歩行者の法令違反が認められている。
自転車も同様に日没後1時間の死亡・重症事故件数が増加する傾向にある。その状況は、出会いがしら事故が半数を占め、そのうち自転車の8割に法令違反がある。

提供元:日本流通新聞×foredge

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