【新型コロナ】川崎で80代男性3人死亡、新たに41人感染

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は2日、80代の男性3人が死亡したと発表した。新たに確認された感染者は41人で、19人の感染経路が不明。市発表の死亡者は累計99人、感染者は7788人となった。

 市によると、3人はいずれも1月31日に死亡。クラスター(感染者集団)が発生していた幸区の有料老人ホームの入居者男性は同15日に発熱し、16日に陽性と判明、入院していた。東京都内のサービス付き高齢者住宅に住む男性は16日に発熱、19日に病院に救急搬送され20日に陽性と判明。いずれも新型コロナウイルス感染症で死亡した。また、市北部の病院に肺炎で入院していた男性は、同病院で感染者が出たことから濃厚接触者として無症状のまま検査し、18日に陽性と分かった。

 新たに確認された感染者は中等症2人、軽症32人、無症状7人。年代別では50代が11人と最多。70.90代が各6人、20代5人、40代4人、30代3人、10.60.80代が各2人。居住区別では川崎区10人、幸区9人、東京都7人、宮前区6人、多摩区3人、高津区と横浜市が各2人、横須賀市と京都府が各1人。

 感染者が判明しているのは家庭内感染13人、陽性者の接触者9人。クラスターが発生していた都内の有料老人ホームの入居者計5人が感染し、市が発表した同施設の感染者は計14人となった。

© 株式会社神奈川新聞社