MF堂安律と同僚になったFW奥川雅也 指揮官は期待「創意工夫を凝らして前を向くタイプ」 

ザルツブルグ時代の奥川㊧(ロイター)

救世主になることはできるのか――。オーストリア1部ザルツブルクからドイツ1部ビーレフェルトに期限付き移籍したFW奥川雅也(24)に注目が集まっている。

ビーレフェルトには日本代表MF堂安律(22)が所属しているが、リーグ16位と降格争いを繰り広げている。そんな中、浮上のキーマンとして、奥川と世代別のオランダ代表経験を持つMFミヘル・フラップ(23)を獲得。特に奥川への期待値は高く、ドイツ紙「ビルト」によると、ウーべ・ノイハウス監督が「奥川は創意工夫を凝らして前を向くタイプ」と分析した上で「フィニッシュだけでなく準備にも強みを持っているという点では堂安に似ている。奥川がいれば、我々は得点の脅威を増やし続けるだろう」と絶賛しているという。

クラブ公式サイトでは、スポーツディレクターのサミル・アラビ氏が「ザルツブルクで非常にいいトレーニングを受けた非常にクリエイティブな選手を獲得できた。彼の遊び心のある資質だけでなく、彼の精神性にも評価している」と語った。リーグ専門サイト「ブリニュース」も「ザルツブルクで一貫して印象的な数字を残しており、2列目の攻撃強化になる」と伝えている。

リーグ戦はすでに後半戦に突入しているだけに、前評判通りの活躍を見せたいところだ。

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