<レスリング>各階級の年間1位に1万ドル(約105万円)…2021年UWWランキング・システム

 

3月に「マテオ・ペリコネ大会」が予定されているアリーナ。ここから2021年のランキング・シリーズがスタートする=提供・UWW

 世界レスリング連盟(UWW)は2月1日、2021年のランキング大会とシステムをホームページで発表。年間を通じての各階級の1位選手に1万ドル(約105万円)、2位選手に7,000ドル(約73万5000円)、3位選手に3,000ドル(約31万5000円)の賞金を明らかにした。総額60万ドル(約6300万円)。

 2021年のランキング大会は下記の通り。

・3月10~15日:マテオ・ペリコネ国際大会(イタリア・ローマ)
・4~5月:各大陸選手権(アジアは4月13~18日、カザフスタン)
・6月8~13日:ポーランド国際大会(ポーランド・ワルシャワ)
・8月1~8日:東京オリンピック(千葉・幕張メッセ)
・10月2~10日:世界選手権(ノルウェー・オスロ)

 東京オリンピックは通常のポイントの20%が上乗せされる。世界選手権の優勝は50点+出場選手数による得点。これに準ずれば、50点+8点(出場選手数)+10点(ボーナスポイント)=68点を獲得することになる。

 8月の東京オリンピックのシードにからむランキングはほぼ完了しており、6月のポーランド国際大会が最後のランキング大会。他に、新型コロナウィルスのため昨年のアジア選手権(インド)に不参加だった中国、北朝鮮、トルクメニスタンのみ、アジア選手権での成績が加算され、同オリンピックのシードが決まる。

 2021年のランキングは、3月の「マテオ・ペリコネ国際大会」からスタート。東京オリンピックまでのポイントで世界選手権のシードが決定されるかどうかの記述はない。


ランキング大会のポイント数

順位 世界選手権 大陸選手権 ランキング大会

優勝 50点 12点 8点

2位 30点 10点 6点

3位 15点 8点 4点

5位 10点 6点 2点

7位 8点 4点  

8位 6点 2点  

9位 4点    

10位 2点    

※上記に、出場が10人以下=6点、11~20人=8点、21人以上=10点が加えられる

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